スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

SEMことはじめ(1)米では100億ドルに達する市場規模【コラム】

IT+PLUSより転載

SEMことはじめ(1)米では100億ドルに達する市場規模【コラム】

 この連載が始まってから早くも半年がたった。ところが、題名についている「SEOって何よ」というお話をこれまでついぞしてこなかったことに気がついた。(梅澤俊雄)

 何度か読んで頂いた方はうすうすお分かりかと思うが、SEO(検索エンジン最適化)とその上位概念であるSEM(検索エンジンマーケティング)とは、検索エンジンを何かビジネスに役立てられないかという考え方である。

 自分が身を置く業界について取り上げることになるので、手前味噌のお叱りを受けるかもしれないが、このSEMは国内外で一定の評価と注目を浴びてきた販促手法である。

 できるだけ技術的な話は避けつつ、今回はこの手法のメリットや今後の展開についてまとめていきたい。実際にウェブでの販売促進、PR活動に携わらない方々にとっても、現在のインターネットを使ったマーケティング手法の中で注目される一つのトレンドとして、理解してもらうことは無駄ではないと思う。

 さて、SEMではグーグルやヤフーなどの検索エンジンの存在がまず前提になる。ご存知ではあるかと思うが、インターネットの中から求めるウェブサイトを発見する場合はこの検索エンジンの存在意義は極めて大きい。

 2006年5月にガートナージャパンが行った調査によれば、ビジネスマンの情報源のうち、「検索サイトを介して入手できる情報」が「新聞・書籍・雑誌類」を抜いて1位という結果が出ている。またビジネス以外の場面においても、ヤフーやグーグルといった検索エンジンを日常的に使う読者は、非常に多いものと思う。

 これら検索エンジンの提供企業が経済ニュースを連日賑わしたり、テレビの特集番組が組まれたりという事実を見るまでもなく、既に検索エンジンは、私達の生活に深く入り込んでいるのだ。この時点で、検索エンジンをビジネスに積極的に利用していくことの大きな魅力があるといえよう。

 検索エンジンには、「検索キーワード」によってユーザーのニーズが発現するという構造的特徴がある。検索ボックスにキーワードを入力し、ボタンをクリックする。その裏側には、「物を買いたい」とか「何かを調べたい」、あるいは「暇つぶしをしたい」などなどユーザーが抱く様々な欲求が存在するのだ。

 そこで、検索キーワードに表現されるユーザーの欲求に対してダイレクトな情報を提供すれば、ユーザーと情報提供側(ウェブサイトの所有者、広告主)のつながりは強固なものとなる。これが、SEMの真骨頂である。

 ただその背景には、検索エンジン自体の信頼性が、ユーザーの間に浸透していることが必要だ。情報を求めて検索しても、的外れな答えしか返ってこないのでは、そもそもユーザーは検索エンジンを使わなくなる。

 検索エンジンの登場は意外に古く、1994年にスティーブン・カーシュ氏が開設した「infoseek」がその始まりとされている。それ以来十数年余り、いくつもの検索エンジンが勃興と消滅を繰り返すなかで検索の精度が徐々に高められていった結果、ユーザーの信頼を得られる検索エンジンが登場し、ビジネス利用がようやく可能になったのである。

 広告も含めた形でSEMが日本に導入されたのは、2002年頃から。本格的な盛り上がりを見せたのは2004年頃からなので、検索エンジンそのものの歴史から見ると、SEMはまだ始まったばかりの手法である。

 さて、このようなSEMだが、具体的にはSEOとP4Pという施策が中心となる。SEOとは、「Search Engine Optimization」の略である。検索エンジンにキーワードを入力するとそこにずらっと結果が表示されるが、その表示順位が改善されて人目にとまりやすくなるようウェブサイトのつくりを見直すことを指す。

 一方のP4Pは「Pay for Performance」の略で、検索連動型広告と呼ばれる(欧米ではPPC「Pay per Click」とする方が一般的のようだ)。検索エンジンを利用するとわかるが、ヤフーでもグーグルでも検索結果が並ぶ画面の中に、ちょっとした広告スペースが用意されている。ここに掲載される広告を、P4Pと呼ぶのだ。

MMIT0j000006032007_2_0_ba.gif

P4Pの掲載箇所(一例)


 米国のSEM関連業界団体の調べによれば、2006年における北米のSEM市場は、およそ100億ドルにも達するという。また、米IAB(インターネット広告協議会)によれば、2006年上半期の米国のインターネット広告費のうち、およそ40%をP4Pが占めるとの試算が出ている。

MMIT0j000006032007_3_0_ba.gif

「IAB Interactive Advertising Revenue Report」2006 Second-Quarter and First Six-Month Results より


 これらのデータはSEOであれP4Pであれ、SEMがインターネット上の販促手法として、大きな支持を集めていることの証拠といえよう。そこで次回は、SEOとP4Pについて、より具体的にその特徴を示していくことにしたい。
[2007年3月6日]


IT+PLUS
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMIT0j000006032007

スポンサーサイト

comment

Secret

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。