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インターネットの理解

http://rblog-media.japan.cnet.com/0058/2007/04/post_4533.htmlより転載

人間に意識され、その後の行動や計画に影響を与えることのできる情報量は、10~50bit/secくらいと推定されている。これをもとに、人間が一生の間に受け入れることのできる”意味のある情報”の量は、10の10乗bitくらいになる。
これはDNAに含まれる遺伝情報と同じ程度となる。

現在、インターネット上でリンクを辿って到達できるページはおよそ100億ページと推定されている。
1ページあたりに含まれる情報量(テキスト情報)をページ数に掛け合わせると、インターネット上の情報量は1529テラバイトという規模だと考えることができる。
テラバイトという単位は、最近のハードディスクの価格下落によって個人でも簡単に手に入る記憶容量になってきたので、1529テラバイトといってもなんだか意外に小さいという印象を受けなくもない。

人間が必要とする情報量が10の10乗bitつまり1.3GB(これも想像以上に少ない)とすると、インターネットにはその122万倍もの情報が渦巻いている計算になる。
bitで換算してはいるが、求めている情報が単語であれ、数ページのテキストであれ、処理可能な情報量から計算しているので、おおざっぱには「自分が欲しい情報の122万倍の情報がある」と考えることができる。

たとえば、クレジットカードを新しく作ろうと思い立って、ポイント交換や傷害保険、キャッシングなど様々な特典についての情報を得たいと思ったら、Googleで「CreditCard」と検索してみるのは妥当な行動だろう。すると、検索結果は約 661万件となる。
「thalamic pain syndrome」という医学専門用語でさえ、約20万件が検索結果としてヒットしてくることを考えると、平均的に122万件の検索結果が得られるというのはなんとなく実感は湧いてくる。

(これらの数字はあくまで情報量の規模を掴むためのものなので、122万倍の妥当性を検討するのではなく、思考実験のひとつとして捉えて下さい。)

情報の海の中から自分にとって価値ある情報を探し出してくれるのが、検索サイトの使命であり、存在意義なのだから、検索結果として”価値のありそうな情報の候補122万件”を表示してくれるのは有り難いといえば有り難い。しかし、すでにこの候補となった情報量すら膨大なもので、これの中から本当に有益な情報を見つけ出すのは並大抵のことではない。

SEO(検索エンジン最適化)はそのために生まれてきたと言える。
122万件のリストのうち、上位5位以内だけが意味があると見なされるため(ユーザーの認知行動から割り出されている)、どうすれば5位以内に入れるかというのが大きなビジネスとなっている。

しかし、そうやって上位に入っている情報は、SEOコンサルティング会社に依頼をし、リスティング広告にも出稿し、リスト上位を維持しているのは多額のコストをかけている情報だけになりつつある。

コストをかけた情報が有益な情報とイコールなのか?
これはもうすでに広告に過ぎなくなってしまったのではないだろうか?

インターネットに情報を公開するのは、10年前と比べると考えられないくらい簡単で安価になった。10年前が跳び箱12段とすると、いまは3段ぐらいだろうか。
適切なリテラシーを持っていなくても自分の発言を公開(しかも匿名で)できるようになった結果、不要な情報が氾濫している状態と言える。
以前は『インターネットは宝の山』と言われたが、いまではさしずめ『インターネットはゴミの山』になりつつある。BlogとRSSのおかげで、同じネタから何百というエントリが瞬時に増殖するようになってしまった。

なるべくreferenceとなっている情報に辿り着くようにするには、そろそろ検索以外の手段が必要になってきた。人が介在するナレッジベースのallabout.comやask.com、bookmarkを共有するなどいろいろなサービスが出てきている。

referenceをどこに求めるのが確実かというと、インターネットよりも参入障壁が高い(つまり跳び箱6段とか)情報やメディアを関連づける方法もいいのではないか。

日本発の検索技術「連想検索」というのも出てきている。

想-IMAGINE Book Search
http://imagine.bookmap.info/index.jsp

まったく逆の発想で、検索結果のリストに現れた各ページの時間的序列、差異度、リンク関係などから『オリジン(起源)』となっているウェブページを特定してくれるWebサービスがあると便利かもしれない。情報大爆発の一方で、100億ページあるインターネットの大きさを適度に縮めてくれるテクノロジーはないだろうか?
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